◇学校周辺の環境

学校のある場所は、明治時代以前から塩田が広がり、沖には港を行きかう船の交通の要所でもあったところです。

1 富丘八幡山

小学校東隣にあり、課外活動や災害時の避難場所に利用できます。

2 宮ノ下海岸

小学校の南に広がり、ハクセンシオマネキ(絶滅危惧Ⅱ類)やマテ貝など、貴重な海洋生物の宝庫です。

3 富丘八幡神社桟敷

富丘八幡神社山麓の傾斜地を巧に利用して江戸時代に築かれたこの桟敷は、毎年10月15日に開催される秋の太鼓祭りの観客席です。

◇校区の紹介

 土庄(とのしょう)地区

旧土庄小学校のあった土庄地区は、土渕海峡をはさみ、渕崎地区と隣接しています。
土庄港は、高松・岡山航路の発着場の中心として小豆島の玄関口となっています。また、土庄町立中央公民館、土庄郵便局などがあり行政の中心地となっています。さらに、長い歴史を持つ鹿島神社、西光寺の大銀杏、尾崎放哉記念館なども有名です。

「二十四の瞳」平和の群像
エンジェルロード
迷路のまち・西光寺

 戸形(とがた)地区

戸形地区は、旧戸形小学校の校区です。小瀬の戸形崎の海上にあげられる色とりどりのこいのぼりは、「春の風物詩」として地元や観光客など多くの人に親しまれ、今や伝統行事となっています。また、ウミガメの産卵地としても有名です。

海上を泳ぐこいのぼり
ウミガメ記念碑
重ね岩

 渕崎(ふちざき)地区

旧渕崎小学校のあった渕崎地区は、森田平野を中心に広がっています。
香川県庁の出先機関である小豆総合事務所や土庄町役場、土庄診療所、土庄町立中央図書館(ほんとぴあ)、土庄簡易裁判所などの公共機関も多く、さまざまな業種の商店も数多く見られます。
双子浦の富丘古墳群や宝生院のシンパクなど、歴史的に貴重なものも多く残っています。

世界一狭い土渕海峡
富丘八幡神社から見る
小豆島(あずきじま)
宝生院のシンパク

 大鐸(おおぬで)地区

大鐸地区は、旧大鐸小学校の校区であり、日本名水百選にも選ばれた湯船の水を源流の一つとする殿川・伝法川の中流にある大鐸盆地を中心に広がっています。
豊かな水を利用した稲作がさかんで、また、農村歌舞伎や虫送りなど、古くからの催しも大切に受け継がれています。

蛙子池
肥土山農村歌舞伎
猪鹿垣の島(肥土山)
瀬戸内国際芸術祭作品

 四海(しかい)地区

旧四海小学校のあった四海地区は、土渕海峡沿いに西に通りぬけた海沿いに広がっています。古くから漁業がさかんで、専業の漁師が小豆島では最も多い地区です。
伊喜末八幡神社の馬場では、秋になると人形などの屋根飾りがついた8地区の太鼓台が奉納され、迫力のある壮大な太鼓祭りが行われます。

ゲタ干し(小江)
沖ノ島への渡し船
イモツル干し(伊喜末)

 北浦(きたうら)地区

旧北浦小学校のあった北浦地区は、地区のほとんどが傾斜地で、山地・畑地が多く、平地が少なく、兼業農家が多い地域です。
近隣の山に良質の花こう岩が産出されることから、小海地区を中心に石材業がさかんで、大坂城築城のための採石場の遺跡や大坂城残石記念公園があります。

夕陽丘から蕪崎方面
北浦港周辺
大坂城築城残石

 大部(おおべ)地区

旧大部小学校のあった大部地区は、小豆島の北部に位置し、岡山県備前市日生町とフェリーで結ぶ大部港を中心に古くから小豆島の交通の要所として発展してきました。小部地区にある宿泊施設では、合宿で利用する島外のサークル団体などでにぎわっています。また、灘山地区を中心に、採石場や石材の加工工場が多くあります。

小部の浜辺と沖の「こぼれ美島」
石の絵手紙・恵門不動
「国境を超えて・潮」
瀬戸内国際芸術祭作品